高性能軽量バッテリー SEAKING 90A-Xインプレッション

最近話題の従来のバッテリーを大幅に越える高性能軽量バッテリーSEAKING 90A-XY

魚探専門店としてはこれはテストせねばなるまいと思い、フルテストしました。今回はそのインプレッションをご報告します。

この製品は3つの部分で高性能です。

 

 

 

 

■高性能1■
まずは、
重量が軽い!!

腰痛もちの私としては非常にうれしい軽さです。バッテリをボートデッキにあげるのもかなり楽です。従来製品と比較すると8kgも軽量化されています。
 

 

商品名 重量
シーキング90A-XY 17kg
Delco Voyager105A 25kg


■高性能2■

実質放電容量が大きい

通常一日の釣行で50ポンドエレキの消費電流は30-40Aといわれています。
 釣行から帰るとすぐに充電するのが一般的ですが,これを放置してから
何度も繰り返し
充電しているとバッテリー内の内部抵抗が増えて分の30-40Aしか充電できないバッテリーになってしまいます。これはセルプレートに硫酸が結晶化して付着する現象でサルフェ−ションといいます (これは極板セルプレートを歯にたとえると歯に歯垢がついているいうような状態です。)が、従来品はしばらく使用していると105Aの容量を持ちながら30-40Aしか放電できないバッテリーになってしま うことがありますが、シーキング90A-XYはセルプレート保護に他社製品では使用されない高級グラスファイバーマットを使用しており、サルフェ−ションが最小に抑えれれています。

そのため従来品はグラスファイバーマットが薄いためにサルフェ−ションがすぐに起き実質的な放電容量が減少するために余裕をもたせて105Aの容量が必要 であったのですが、シーキングはサルフェ−ションが最小に抑えられていつでも90Aを使いきることができるので
何度も使用したバッテリーを比べると実質の放電容量は従来品が30-40Aなのに対してシーキング90A-XYのほうが大きく毎回70A以上の放電が可能です。

■高性能3■

優れたスペック
バッテリーの性能をあらわす値にCCA CA RCという3つの項目があります。
 

■CCA■ コールドコランキング 

これは-18度での瞬発力をあらわす性能です。
これが高いほどどのような条件下でも高電流を瞬時に放出でき、残量を多く保持しているといえます。

ちなみにCCAを比較すると

 

商品名 CCA
シーキング90A-XY 550A
Delco Voyager105A 550A


と従来品の1.2倍の高性能です。

■CA■ 
これは0度での瞬発力をあらわす性能です。
これが高いほどどのような条件下でも高電流を瞬時に放出でき、残量を多く保持しているといえます。

 

商品名 CA
シーキング90A-XY 700A
Delco Voyager105A 720A


■RC■ 予備蓄電量 リザーブキャパシティ

これは25Aを連続消費して何分持つのかという予備蓄電性能の単位です。
この値でエレキ全速走行でどの程度バッテリーが持つのかという目安がわかります。
 

商品名 RC
シーキング90A-XY 140分
Delco Voyager105A 160分


■当社比較テスト結果■

 

このようなカタログスペックだけでなく当社で独自にテストしました。Delco Voyagerで問題になっていたサルフェ−ション( 放電後時間をおいて充電を繰り返すと充電が3-40Aしかできなくなってしまうこと)がないとのことでしたのでほんとにそうかテストしました


(ハンドコンエレキを事務所のバスタブで全開運転して試験しました。)

 今のところ10回空にしてもしっかり平均65.5Aは
可能です。Delco Voyagerは新品でも全容量の20%ぐらいは入りませんので放電できる容量はDelco Voyager105Aの75.8Aとほぼ同じでした。

 

■実質放電容量比較■

 

※新品のバッテリーを空になるまでまわして3時間おいてから充電しどれだけの電流量が充電可能か計測しました。値は10回の充放電を繰り返して計測しました。

商品名 平均放電容量
シーキング90A-XY 65.5A
Delco Voyager105A 75.8A


■電圧降下比較■

シーキング90A-XYは電圧低下が非常に少ないですヴォイジャーは13.3Vから10.8vまで低下しましたがシーキング90A-XYは12.5vから11.5Vにしか低下しません。これは非常にすばらしい数値です。

 これはバッテリの残量が少ないときでも電圧が落ちないということは、魚探をはじめセルモーターなどの電装品がしっかり稼動できるということに加え、モーターの全開走行時間が長いと言えます。

 

商品名 満充電時 放電時 電圧降下
シーキング90A-XY 12.5V 11.5V -1.0V
Delco Voyager105A 13.3V 10.8V -2.5V

 

シーキング90A-XYは軽くて長持ち、ハイパワーという3拍子そろっていますので自信を持ってお勧めできます。

シーキング90A-XY

シーキング90A-XY

定価19800円

17kgという軽量ながら高性能、長寿命を実現した高性能バッテリーの決定版です。

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(有)プラスゲインは今後、テストやインプレッションをどしどしアップしていきますのでご期待下さいな。
 

究極選択シーキングとボイジャーどっちを選ぶ ?


■ バッテリーの選択方法
基本的にシーキングは軽くボイジャー105Aは重いということで有名ですがシーキング90A-XYの最大のメリットは、ボイジャー105A25kg.に対し17kgと1台あたり8kg軽いということが上げられます。この8kgの軽さはバッテリーの持ち運びは当然ながら、軽量で船体を浮かせる事により最高速のアップにも起用します。その他に、シーキング90A-XYとボイジャーを比べた場合、2つとも大きな違いがいくつかあります。

 1 バッテリータイプの違い

 シーキング90A-XYはワークフリータイプです。ボイジャー105Aはメンテナンスフリータイプです。
 メンテナンスフリーというのは、バッテリーを買ってからバッテリーを廃棄するまでの間、全くバッテリー補充液の追加等を行わないタイプを言います。このタイプは、何もしなくても良いうと言う意味では非常に簡単なのですが、高い頻度で充放電を繰り返す(毎日繰り返す)という様なシチュエーションですと、早くバッテリー補充液が無くなってしまった場合は、電極板がまだ完全な状態だとしても使えなくなってしまう、というデメリットがあります。
 それに対して、ワークフリーは、バッテリーの主要パーツの電極板等が健全であれば、液を補充する事によりその寿命を延ばすことが出来るタイプの事をワークフリーといいます。バッテリー補充液が追加できるという事で完全密閉ではありませんが、毎日充放電を繰り返すというような場合ですとバッテリー補充液が無くなってきた段階で、バッテリー補充液を追加して、その寿命を延ばせるというのが大きなメリットです。

 2 出力特性の違い

 シーキング90A-XYとボイジャー105Aの違いとして、大きな違いは出力特性が上げられます。
シーキングは高出力で垂れが無いと言うのが大きな特徴です。
簡単にグラフで表しますと、最大パワーがずっと持続し、急に落ちる、と言うタイプになります。
 また、このタイプのよい所はパワーの垂れがありませんので、最高速の持続時間が長いという事になります。しかしながら、デメリットとしましては、全部のパワーを使い切ってしまった場合、急にパワーが落ちてしまうという事があります。

 対してボイジャー105Aは、出力特性が緩やかにパワーが減衰するという形になっております。このパワー特性ですと、緩やかに減衰していきますので、1番最初の満充電の時と後の方ではパワーが垂れてしまう事になります。その為、速度はどんどん遅くなっていくというデメリットがありますが、大きなメリットとしては、長い時間モーターを駆動する事ができる。その為、ボイジャー105Aの方が、長い時間、長い距離を走るというような場合には向いていると言えるでしょう。

 3 耐久性の違い

 シーキング90A-XYとボイジャー105Aを比べた場合、基本的に耐久性には両者に一長一短あります。シーキング90A-XYの場合は高級なファイバーシートを使っている為に、電極板自体の劣化は、ボイジャー105Aよりも少なく作られています。
その為、高出力を毎日放電する、というような使い方をした場合は、バッテリーのハードウェアとしての寿命はボイジャー105Aよりも長く設計されています。

 対して、ボイジャー105Aはメンテナンスフリーというタイプになっております。
密閉タイプですので、簡単にバッテリーの補充液が蒸発しません。その為、長い期間使うという意味合いで言うと、ボイジャー105Aの方に分があります。
数年間何もしないでバッテリー寿命を延ばしたいという事であれば、やはりボイジャー105Aの方がよいと思います。
 それに対してシーキングの場合は、メンテナンスをしてハイパワーを持続しながらバッテリーの寿命を延ばす、という形になります。
シーキングはこのハイパワーを持続する為にどうしてもメンテナンスが必要になりますので、メンテナンスが面倒だというような方はボイジャーの方がよいと言う事もあるかもしれません。
 また、どちらのバッテリーにも言えることなのですが、基本的にボイジャーもシーキングもディープサイクルタイプであります。しかしながら、ディープサイクルタイプで完全に放電しても復活するように設計はされていますが、完全放電をあまり頻繁に繰り返すと、速くバッテリーの寿命が来てしまうことがあります。ボイジャーでは200回、シーキングでは300回の充放電で寿命が来る(これも使用状況によって異なるので定かではない。)というようなデータがありますが、その耐用回数をクリアするには、やはり完全放電を300回という事はしない方がよいと思われます。なるべく、全部使い切る前に、他のバッテリーに変えるなり、使用をやめて、再充電する。という使い方をした方がバッテリーは長持ちしますので覚えておくと良いと思います。

 4 シーキング、ボイジャーどちらを選ぶか

 このパワーの垂れが無い、と言うシーキングの特性を考えますと、小規模なレイクトーナメント等で、とにかく高速を維持したい、速く走りたいと言う場合はシーキングの方がよいと思います。1台あたり8sの軽量化が出来るという事は、36ボルトのエレキなどで言うと24sの軽量化が出来る訳です。その分、乾舷も高くなりますから、最高速は伸びます。
 また、パワーの垂れが無い為、その最高速を維持しやすい、と言うのはシーキングの良い所です。ですので、小規模のエレキ専用レイク(東条湖)や殆どの移動はエンジンで行い、釣りをする時しかモーターは使わない、というような場合だと、シーキングは軽くてパワーが持続するので良いと思われます。

 対してボイジャーの良いと思われるシチュエーションとしましては、例えば、関東のビックリザーバーの亀山湖や関西の池原ダム等のエレキを使っての釣り、もしくはエレキを使っての移動がメインであるというようなケースであれば、やはり長時間駆動が可能で多少パワーの垂れがあっても、とにかく長く乗れる物の方が良いと思います。
 そう考えるとサイトフィッシングで湖を全周するような場合やエレキで長距離を移動する場合が多い湖ではボイジャーがもっともお勧めかと思われます。
バッテリーにはそれぞれ特徴がありますので、この特徴を踏まえた上でお客様のスタイルに合ったバッテリー選びをされる事をお勧め致します。

 また、ご自分がお使いになる湖、船の状態によって、どちらが良いのだろうというように悩まれた場合には一度、弊社までお問い合わせ下さい。

  

◆バッテリーの特性

バッテリータイプ シーキング90A-XY ボイジャー105A
ワークフリー メンテナンスフリー
補充液追加 可 能 不 可
毎回放電した場合の耐久回数 300回
(参考値この限りではありません)
200回
(参考値この限りではありません)
期間を置いて充放電した場合 バッテリー液が自然蒸発するので補充液を追加して使用可能

(バッテリーの補充液確認を二週間に一度程度必要)
補充液が蒸発して限界値を超えた時点で使用不可。使用間隔が長い場合は200回もたない事もある

(バッテリーのメンテナンスは不必要)
パワー特性(速度) ハイパワー持続・高速が維持できる パワーが緩やかに垂れる
初速と比べて徐々にスピードが落ちる
放電時間(航続時間) 短い 長い
適合使用条件 ・短距離高速移動向き
・小規模エレキ専用レイク
・エンジンとの併用
・海で平坦距離移動
・長距離(長時間移動向き)
・大規模エレキ専用レイク
・エレキ専用レイク
 
◆MINKOTA55Tでの全開テスト値
                  (MINKOTA55T、最大消費電流42A・電力504W)
- シーキング90A-XY ボイジャー105A
放電電流量(実測) 65.5A 75.8A
消費電力降下開始時間
(最高速が維持できる時間)
放電開始から58分 放電開始から28分
消費電力が300Wを切るまでの時間
(速度が最高速の1/2になるまでの時間)
75分 107分
航続距離 (参考値) 8km 9km

* この実験結果は、新品を10回の充放電した後に10回の放電データです。
* バッテリーのコンディションによりバラつきがありますので、あくまでも目安と
   お考 え下さい。